41冊目 『おおきな木 』
こんにちは。
『1059』です。
今回紹介したいのは、
絵本です。
絵本ですが、
僕がオススメしたい最後の本、
と言っても過言でない位、オススメです。
もちろん、
☆☆☆☆☆ (5点満点)
五つ星です。
『おおきな木』

作 ・ 絵 : シェル ・シルヴァスタイン
訳 : ほんだ きんいちろう
出版社 : 篠崎書林
発行日 : 1976年
価格 : 1162円 (税込み)
あらすじを紹介します。
登場するのは、
一人の少年と、 一本のりんごの木 です。
少年は、りんごの木が大好きでした。
りんごを食べたり、
木登りをして遊んだり、
遊びつかれたら、木陰で眠ったり、
りんごの木も、少年のことが大好きでした。
やがて、
時が流れ、少年は成長します。
成長した少年は、
りんごの木に会いに行くことはなくなります。
成長した少年には、
りんごの木よりも、
もっと大切な 『もの』 や 『ひと』 が できたからです。
ある日、
成長した少年がりんごの木に会いにきます。
りんごの木は喜んで、
昔のように遊んでおいきと言いますが、
少年は、
「かいものが してみたい。
だから おかねが ほしいんだ。
おこづかいを くれるかい 」
そう、りんごの木にねだります。
りんごの木は困りましたが、
「木になっているりんごを、
全て売っておこづかいにするといい」
そう言って、りんごの実を全て与えます。
喜ぶ少年を見て、
りんごの木は、喜びます。
かなりの時間が過ぎて、
大人になった少年が、
家を欲しがりにきます。
りんごの木は、
自身の全ての枝を与えます。
喜ぶ少年を見て、
りんごの木は、嬉しいと思います。
そしてまた、
かなりの時間が過ぎて、
老人になった少年が、
旅に出るための 船 を欲しがりにきます。
りんごの木は、
「私の幹を切り倒して、船を作るといい」
と、ついに自身の木の幹までも与えます。
そして、少年は遠くに行ってしまいました…
「きは それで うれしかった …
だけど それは ほんとかな。」
この一文が、
ばっさりと切られた切り株のイラストに添えられています。
無償の愛 とでも、
言ったら良いのでしょうか?
少年に、
文字通り全てを与えた りんごの木 。
ねだり続けて、
ついには 全てを持っていった 少年。
少年が悪いと言いたいのではありません。
もっと、
もっともっともっと、
この本に込められたメッセージは、
深いところにあるように感じます。
やがて、
年老いてヨボヨボになった少年が、
旅から帰ってきます。
もう与えられるものが何も無いりんごの木は、
せめて自分の切り株に座って、
休んでいくといい、と勧めます。
かつて自分の切り倒した幹の上に、
腰をおろす老人。
この本の最後の一文は、
「そして、木はしあわせだった」
『 愛 』 とは何か? を
考える機会を与えてくれる作品です。
目頭が熱くなる作品です。
世代を超えた、名作です。
是非一度、ご一読を!!
『1059』です。
今回紹介したいのは、
絵本です。
絵本ですが、
僕がオススメしたい最後の本、
と言っても過言でない位、オススメです。
もちろん、
☆☆☆☆☆ (5点満点)
五つ星です。
『おおきな木』

作 ・ 絵 : シェル ・シルヴァスタイン
訳 : ほんだ きんいちろう
出版社 : 篠崎書林
発行日 : 1976年
価格 : 1162円 (税込み)
あらすじを紹介します。
登場するのは、
一人の少年と、 一本のりんごの木 です。
少年は、りんごの木が大好きでした。
りんごを食べたり、
木登りをして遊んだり、
遊びつかれたら、木陰で眠ったり、
りんごの木も、少年のことが大好きでした。
やがて、
時が流れ、少年は成長します。
成長した少年は、
りんごの木に会いに行くことはなくなります。
成長した少年には、
りんごの木よりも、
もっと大切な 『もの』 や 『ひと』 が できたからです。
ある日、
成長した少年がりんごの木に会いにきます。
りんごの木は喜んで、
昔のように遊んでおいきと言いますが、
少年は、
「かいものが してみたい。
だから おかねが ほしいんだ。
おこづかいを くれるかい 」
そう、りんごの木にねだります。
りんごの木は困りましたが、
「木になっているりんごを、
全て売っておこづかいにするといい」
そう言って、りんごの実を全て与えます。
喜ぶ少年を見て、
りんごの木は、喜びます。
かなりの時間が過ぎて、
大人になった少年が、
家を欲しがりにきます。
りんごの木は、
自身の全ての枝を与えます。
喜ぶ少年を見て、
りんごの木は、嬉しいと思います。
そしてまた、
かなりの時間が過ぎて、
老人になった少年が、
旅に出るための 船 を欲しがりにきます。
りんごの木は、
「私の幹を切り倒して、船を作るといい」
と、ついに自身の木の幹までも与えます。
そして、少年は遠くに行ってしまいました…
「きは それで うれしかった …
だけど それは ほんとかな。」
この一文が、
ばっさりと切られた切り株のイラストに添えられています。
無償の愛 とでも、
言ったら良いのでしょうか?
少年に、
文字通り全てを与えた りんごの木 。
ねだり続けて、
ついには 全てを持っていった 少年。
少年が悪いと言いたいのではありません。
もっと、
もっともっともっと、
この本に込められたメッセージは、
深いところにあるように感じます。
やがて、
年老いてヨボヨボになった少年が、
旅から帰ってきます。
もう与えられるものが何も無いりんごの木は、
せめて自分の切り株に座って、
休んでいくといい、と勧めます。
かつて自分の切り倒した幹の上に、
腰をおろす老人。
この本の最後の一文は、
「そして、木はしあわせだった」
『 愛 』 とは何か? を
考える機会を与えてくれる作品です。
目頭が熱くなる作品です。
世代を超えた、名作です。
是非一度、ご一読を!!