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40冊目 『蟹工船』

こんにちは。
『1059』です。

今回も、
もはや恒例となりました、
『漫画で読破シリーズ』の作品を紹介します。


『 蟹工船 』 

40冊目 『蟹工船』


原作者 : 小林 多喜二
出版社 : イースト ・ プレス
価格 : 420円 (税込)


『労働者の権利』 が、
軽視されていた時代を舞台にした作品です。
現在では考えられないような扱いを、
労働者が当然のように受けていた時代を舞台にしています。

時代は、軍閥支配の進む昭和初期。
北の海で蟹を獲り、
缶詰に加工する工場船「博光丸」が舞台です。
そこでは、騙されて連れてこられたのも同然な、
貧しい労働者たちが奴隷のように働いていました。
不衛生な環境、
長時間の強制的な労働、
反発したものには、過度の暴力が与えられます。
過酷な環境に耐えきれず、
衰弱死する者まで出ます。
やがて労働者たちは、
一致団結し、ストライキを起こしますが…

例によって結末は伏せます。
現代が いかに恵まれているか
またそれがいかに あたりまえ となっているか、
それが痛感できる作品です。

あたりまえ

この幸せを再確認できる作品ですね。

オススメ度は、

☆☆☆☆★ (4点)

僕のお気に入りの一文は、

「最初は、小さな火から始まる 」


です。

ではでは、次回。



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2010年07月06日at19:36
Posted by 1059
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