12冊目 『腕を送る男』
こんばんは。
『1059』です。
今日は、
以前紹介した本『ウミガメのスープ』の続編を紹介したいと思います。
『腕を送る男』
著者 : ポール スローン ・ デス マクヘール
出版社 : エクスナレッジ
価格 : 1,365円(税込み)
一応確認を。
平行思考推理ゲームとは、
出題者の出す謎を、解答者数人がさまざまな推理を働かせて解くゲームです。
解答者は問題を解くために、
出題者に
「はい」
「いいえ」
「関係ありません」
の3通りで答えられるような質問をすることができます。
ある解答者のユニークな発想、
他の解答者の鋭い質問をヒントにして、
各自推理を進めていきます。
(できるだけ柔軟に発想し、
想像力を最大限に働かせることが大切なゲームです)
この本でも、
答えを聞くと思わず「なるほど」と言ってしまうような、
面白い問題が多数出題されています。
一部紹介しますね。
『2000円でなく1980円のように、
大台をわずかに下回る値段をつけるのは、
本来はどういう理由で導入された価格設定法だったのか?』
『飛行機のハイジャック犯が、
パラシュートを2つ要求し、
そのうち1つを使用した。
犯人はなぜ、
1個しか使わないはずのパラシュートを2個要求したのか?』
『第二次世界大戦中の話。
ドイツからスイスへ抜ける渓谷に橋がかかっていた。
3分に1回、見張り兵が小屋から出てきて、
国境を越えようとする者がいないかを確かめる。
あるときドイツ側に住んでいる女が、
スイス側に抜けるために、橋を渡ろうと試みた。
橋の端から端までは、徒歩で5、6分かかる。
3分ごとに出てくる見張り兵に阻止されずに国境を越えるため、
女はどんな手を使っただろうか?』
どうですか?
例によって答えは公開しませんので、
もし答えに興味がありましたら、是非この本を読んでみて下さい。
本としてのオススメ度は、
☆☆☆★★ (3点)
では、次回。
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